フリー編集者の人生を見つめる日誌

〜生きることってどんなこと〜

4/11(火)朝のガンガー

※この記事は、インドzine完成を記念して、過去(2023年4月)の日記を公開するという、極個人的なイベントによるものです。

前回までの記事はこちら:

mih0o0o0.hatenablog.com

mih0o0o0.hatenablog.com

mih0o0o0.hatenablog.com

-----------------------

 

朝4 時半起床。ギリギリ1時間眠れたくらいだ。疲れている。サッと支度をして、ホテルに頼んでいたガンガーの船ツアーへ。ホテルからガンガーへは歩いて6分ほど。今日面倒を見てくれる人について、岸辺へと向かう。まだ朝日は昇らない。

 

ガートに書かれたペイントがきれい



船を出してくれた

ガートの一番端まで行くと、木製のボートに乗り込む。エンジンはちゃんとついていて、まずは川沿いをボートでゆっくり流していく。

朝日が昇る前、空は青と灰色が混ざったような色になって、川と空の境目に線がちょうど引かれ、鏡合わせみたいだった。

朝日が少しずつ顔を出すと、どんどんオレンジに染まっていって、オレンジと青のグラデーションがあんまりにも綺麗だった。やっぱりこれはチャオプラヤーでも荒川でもない、ガンガーだ、と思った。

朝日に染まるガート

 

それから、遺体の火葬場も船の上から見た。ガンジス川沿いには、いくつか火葬場がある。だから遺体を運んでいる瞬間にも、焼かれている瞬間にも遭遇した。

火葬場


ガンガーに行く前は、ガンジス川って一体全体どんな感じなんだろうか、と身構えていたところもあったけれど、目の前にすると、不思議と大それたことは感じなかった。体感としては「そうか」くらい。「そうか、普通なことだよね」。“荼毘に付す”という言葉がしっくりきた。ヒンドゥー教徒にとっては、ガンジス川で火葬されて、川に散骨されることが夢なんだとか。この光景を見たら、異教徒の私でさえ、なんだかいいなと思った。

花を手向ける。立派なビジネスだったけど。

 

それからは街歩きをしたり、行きたかった店に行ったり。若い西洋人の旅行者もちらほらと見かけた。昔はもっとディープな場所だったのかな。タイのカオサン通りがもうバックパッカーの聖地ではなくなったのと同じように、ここもきっと変わっているんだろう。そしてアレルギーなのか喉が痛い。鼻が詰まってきた。あまりよくないぞ。明日はデリーだ。