フリー編集者の人生を見つめる日誌

〜生きることってどんなこと〜

上高地/甘いグリーンカレー

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突然やってきたパートナーとはうまくいっています。ひとりでいて、将来どうしよう、どうフリーランスの仕事を続けていくのがいいのか、どうしたらもっとやりたい仕事ができるのか…とか、考えすぎて塞ぎ込んでいたこの5、6月。誰かと暮らすというのは、自分から意識が逸れることでもあるので、考えすぎる自分にとってはやっぱりいいことなんじゃないかと思い始めてきました。一番の理想は、自分の部屋があって、パートナーと暮らすことだと思います。ひとりの時間や、苦しむ(?)時間はたぶんちょっと大切。

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そんなわけで、最近は上高地に弾丸で行ってまいりました。

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2人してフリーランス&アーティストなので、なんだかんだずーっと仕事&制作をしてしまい、全然フリーの時間がない。でも自然には行きたい、そんなわけで、日帰り上高地へ。なお、8時間バス移動、4時間上高地という、上高地滞在の方が少ない悲しみのタイムスケジュール。ま、仕方がないよ。車が運転できたらよかったけれど、彼は国際免許を取らずに来たし、私は不安症になってから、車が運転できなくなったし。絶対、先10年くらいの間に、車の運転を克服したい。話がそれたけど、そんなわけもありバスで行きました。

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7月26日は、新宿は雨。家を出るところから土砂降りだった。上高地の天気を見てもあいにくずっと雨。「雨なら行っても仕方がないんじゃない? 返金できないの」と彼。まあ山の天気は変わりやすいのだから、行ってみようよ、当日に返金なんてできっこないし、とのことで、無事に参加。バスで走り続けること数時間。上高地のある長野に突入してから晴れてきた。上高地に到着したけれど、全然晴れているではないか!!よかったねえ、私たち。

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滞在4時間なので、前日に確認した、バスターミナルから河童橋を通って、明神橋ゴールの2時間くらいのコースで行くことにした。12:00くらいに着いたので、途中キャンプサイトで山菜そばを食べた。

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河童橋上高地の一番のメイン的な場所で、浅めのエメラルドグリーンの川に桟橋がかかり、後ろには穂高連峰が臨める。めちゃくちゃな景勝地。なので人もいっぱい。

そこから明神橋に向かって歩いていく。真夏なのにクーラーの中にいるみたいに涼しくて、川のせせらぎの音、鳥の鳴く声、土を踏み締める音、獣のにおい、木々のにおい、自分に向かって、自然というものが降り注いでくる感じ。

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もちろん、私たちが生きているこの世界すべてが自然だけれど。山の中の体験ってすごいよね。登山というよりハイキングなので、ずっと平坦な道だしとっても歩きやすかった。お年寄りの方も多くて、私も母を連れてきたかったな〜と思った。ほんとうにどこを切り取っても美しくて、始終感動していた。


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海に体を預けたとき、私は海からきたんだ!と思い、森の中に入れば、私たちがいるべき場所はここなんだ!と思う。でもほんと、人間だってサル、ひいてはただの小さな細胞分裂から始まったのだから、あながち間違っていないですよね。はー、どうして都市化することをヒトは選んだのか。でも、田舎育ちで、田舎のカルチャーは苦しいこともあったので、都市についてはありがたく思っていますが。これ以上、自分たちのせいで森が壊れなければいいな、とほんとうに思いました。

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帰りにダッシュでアップルパイ(有名らしい)とアイスクリームを買って食べた。

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家には夜ついて、甘いグリーンカレーを食べる(なお私は食べない)。これは、彼がタイ料理をつくってくれるというので、まずは新大久保のアジアンマーケットで食材を買い、頑張ってつくってくれたのだけれど、私にとっては甘過ぎて食べられなかったというシロモノである。頑張って1時間くらいかけて作ってくれたのに、ひと口食べて甘すぎる!となったので、内心彼は凹んでいたに違いない。

ちなみに、最近、料理家の土井義晴さんが書いたコラムを読んだけれど、料理はうまいとかまずいとかじゃない、食えればいい、自分で味付けしろ(調味料で)、とのことだった。だからうまいとかまずいとか言うのは邪道なのである。そんな邪道な私。