もう年末だっていうのに、クリスマス周辺のことを今、振り返ろうとしている。ちなみに私は今日、大そうじを終えて、散歩に出かけて、彼氏の中学時代の友人でアメリカ在住の女史とばったり会って近況報告をして、スーパーに行き、夕飯の仕込みなどを終え(彼氏がやった)、ビール片手にこのブログを書いている。つまみは今朝市場で買った鮭とば。彼氏はアメトーーークを観ています。
25日(木)
クリスマスのことは一旦スルーしようと思っている。だって、特筆すべきことがない。何日も前から、「クリスマスプレゼント用意するかしないか問題」に直面し、「用意するなら欲しいものをあげる」「用意するならサプライズ」「用意しない」の3択に悩まされた。アラフォーでプレゼントというと数万円がアベレージなのかもしれないが、うちは5000円。ほしくなかったものをもらった時、傷付かないようなプチプラゲーム価格。でもさ、世の中に5000円でいいものなんてあまりない。だからかなり悩んでしまった。
彼氏はついに「もう嫌だ、考えるのが辛い!」と何度も投げ出し、それでも「用意するならサプライズ」に話はまとまった。とはいえ、互いに「こんなものをあげようと思っている」をなんとなく暴露してしまい、あまりサプライズにはならなかった……が、彼氏からは手袋をもらい、私はマッサージガンをあげた。

ディナーは、下町にあるイタリアン。タコのカルパッチョ的なものがおいしいお店だったが、今年はナシ。最近タコがめちゃくちゃ高いらしい。テレビで誰かが、「タコは日本人くらいしか食べなかったのに、ついに世界の人たちがタコのおいしさに気づいてしまった」とかなんとか言ってた。ほんとうだろうか?
26日(金)
仕事納め。といっても、そんなにはおさまらない。フリーランスだから。でも今日からはしばらくゆったりだ!
27日(土)
せっかく休みなんだからどこか行く?ということで、横浜中華街に胡椒餅でも食べに行くか、ということになった。胡椒餅とは、台湾スナック的なもので(多分)、平たい肉まん的なものを、ナンを焼くような壺で焼き付けるおやき的食べ物。台湾に行った時、ホテルの近くにミシュランのビブグルマンを獲った店があって、何度も通った。
彼氏はこの胡椒餅が大好きで、日本に帰国してからも度々「胡椒餅が食べたいなぁ……」と呟いていた。私が「横浜駅に胡椒餅の広告が貼ってあったよ」というと、「中華街行きたい!」と彼氏。どうやらずっと恋しかったらしい。「明日、暇だし中華街でも行く?」と言うと、「いいね! 胡椒餅食べに行こう!」と、ラップグループのメンバーと忘年会後、酔っ払った彼氏が言った。
朝、メルカリで売れたイスを業者に引き渡して、それから横浜へ行く準備。晴れるといっていたのに曇り。横浜中華街に着いて、まずは昼ごはんを食べに「慶華飯店」へ。勝手に師と仰ぐ天才料理家・長谷川あかりさま(うちでは「あかり神(しん)」と呼んでいる)がXでこのお店の海老ワンタンがうまいと仰せになっていたので、伺うことに。

その後、いよいよ楽しみにしていた胡椒餅を食べに「王府井 台湾美食 520」へ。なぜこの店を選んだのかというと、ちゃんとナンを焼くように壺で焼いているからだ。
行列を乗り越えついに我々の番。彼氏はちんまりした胡椒餅を両手で持ち、はにかむ。とても嬉しそうだ。そして一口。「……違う。全然違う!!(涙)」。私も一口。「これは…パンだね」。「やっぱり、台湾に行かなきゃ食べられないんだ……」と残念がる彼氏。ちなみに、肉のハナマサの冷凍胡椒餅の方がよっぽどうまい。このようにして、彼氏の胡椒餅への夢は儚く散った。
28日(日)
前日、CMで有馬記念が28日に行われると知り、「有馬記念、行こう!」と彼氏を誘ってみるが、当たり前に抽選は終わっており会場には入れない。じゃあ浅草のウインズに行こうぜ、ということになった。競馬はほとんどやったことがないため、前の日から急にYouTubeで勉強。付け焼き刃でなんとなく馬券の種類などを学び、結果「馬連」「馬単」「3連複」「3連単」を買うことにした。推すのは唯一の牝馬(メス)、レガレイラ。彼女は昨年の有馬記念で優勝している。その他、ミュージアムマイル、ダノンデサイル、エキサイトバイオなどを買うことに。

14:00、浅草ウインズ到着。やばい、めっちゃ混んでる。1階から6階まで、人、人、人……。なんとか人混みをかき分けて、壁にマークシートをあてて書く。壁を下敷きがわりにするなんて、何年ぶりだろうか。多分、小学生ぶり。馬券の買い方がわからず、あたふたする私たちに、同志たちはとても優しい。こうやってやるんだよ、と気さくに話しかけてくれる。それに、ウインズスタッフたちもものすごく優しい。質問に嫌な顔せず答えてくれる。行く前まではなんとなく恐ろしかったウインズだが、ものすごく優しい世界が広がっていた。


無事馬券をゲットし、次はホッピー通りで席をゲット!の予定だったが、当たり前に満席。だって、15:00に来るやつなんて、初心者も初心者。みんな昼過ぎには絶対席を獲得しているはずだ。でも我々には裏技がある。ウインズのすぐそば、初音小路飲食街に、知人のお店があるのだ!ふふふふふ! そこに滑り込ませてもらい、なんとかテレビを観ることに成功。ビールがテーブルに届くのとほとんど同時に馬たちが入場してきた。初音小路飲食街も色めき立つ。
そして、いよいよレースがスタート。ゲートが外れると、あちこちから大声の掛け声。花火の「た〜まや〜」に似ているなと思った。下町らしい。彼らが何を言っているかはさっぱりわからないが、とにかく応援をしているのだ。
本命レガレイラ(5番)、遅れてスタート。これは、追いつけるのか? 2500mしかないのに、1000mすぎてもほとんどビリ。しかも、眼中になかった馬が前の方にいる! いよいよ初音小路飲食街もピリピリしてきた。
あっという間の出来事だった。そして、「うおアッしゃああああああ〜〜〜〜!!」と絶叫する人。どうやら当たったらしい。私と彼氏は惨敗。実は、ちょっと当たるかなと思っていたのだ。「俺、50%くらい当たると思ってたよ」とポツリ。「競馬、甘くなかったね」と私。初音小路飲食街では、しょんぼりする人、ニンマリする人、大袈裟に喜ぶ人、いろんな人がいろんな時間を過ごしていた。これで今年も終わるのだな、と思った。0円になった馬券をポッケにしまって、家路についた。












