フリー編集者の人生を見つめる日誌

〜生きることってどんなこと〜

週末のこと

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金曜の夕方から、日曜まで、群馬の川場スキー場で開催されたテクノのパーティー「EDEN 2022」に遊びに行ってきた。2017年頃、よくタイで一緒に遊んでた、パリっ子のスタンと、その友達のロウと。3日間のことは、強烈すぎてあまり言葉にできないのだけれど、おもしろかったことがいくつかあるので、紹介します。

まず、標高1300mなのに、スタンは半袖半ズボン、サンダルで来てしまった。私も胸のはだけたコットンのトップスと麻のパンツ。ロウも半袖。そしてこの日の気温は5度くらい。死んだ。もちろんみんな多少のトレーナーやらジャケットを持ってきていたので、なんとかしのいだ。でも死んだ。

2日目の夜、一番盛り上がる時間、なんとタイの伝説の男、ヒロシマンにばったり会った。ヒロシマンはめちゃくちゃ若い時からずっとタイにいて、何個かクラブとかバーとかを経営してた人で、最近では12×12というすんごい隠れ家音楽バーをやっていた。実は私も2017年頃そこでバーテンダーをしていたのだけれど、お酒の作り方をいつも忘れちゃって、モヒートくらいしかできないし、途中で飲みすぎてコップなど割るので、もうあっちで遊んでな、と追い出されたりしていた。そんな26歳。毎日泥のように生活していたけれど、今振り返ればいい思い出なのだ。で、そんなヒロシマンも、昨年あたりに日本に帰ってきていて、この度ばったり出くわしたというわけだ。ちなみに私とスタンもそのバーで出会っている。12×12は、昔からフランス人のお客さんがめちゃくちゃ多かった。そして今はなんと、フランス人数人が経営者になった。そういうところなんである。で、話は戻るけれど、ヒロシパワーを久々に垣間見て、やっぱりこの人なんかすごいな、と思ったのだ。

同じく2日目の夜、ヒロシマンに会う少し前、私たちはややお疲れ気味だったので、屋内のフリースペースに置いてあるテーブルと椅子で休んでいた。そしたらスタンとロウが、「パリのカフェスタイルじゃなきゃ」と言い出したので、何そのスタイル?と聞いたら、パリのカフェテラスでは、みんな同じ側に座って、道ゆく人を観察するんだよ。ヒューマンウォッチング!とのこと。なるほどね、ということで、みんなで屋内を歩く人をウォッチングしてた。なんだかおもしろくなってきて、ひたすら笑っていた。あれはなんだったのか。

音楽も楽しかったけど、珍道中が楽しかった。3人で毎日温泉に通ったり(望郷の湯というところ)。スタンが温泉に帽子を忘れて落ち込んだり。メスカルというショットにハマったり。フリースを購入しよう!と「ファッションセンター」なるお店に行った(しまむらではなかった)ら、夏物しかないよ、と言われたり。ほかにもおもしろいことはたくさん起きた。大人のちょっぴり早い夏休みですね。

スタンは、パパだから、最近はもうめっきり遊んでいなくて、この日をとっても楽しみにしていたんだけれど、「もう僕は2年くらいはいいや」とのこと。ハメを外しすぎて疲れたんだって(笑)。僕たちは大人になったのか。いいですよね、人生は楽しんだもんがち。