フリー編集者の人生を見つめる日誌

〜生きることってどんなこと〜

タイのともだち

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昨日はとっても楽しかった。夕方過ぎくらいまで仕事して、そのあと、タイで出会ったフォトグラファーのTOKOさんの展示を見に、表参道へ出掛けた。誘ってくれたうっしーさんとかおりさんともタイで出会って、2人とももう日本に帰ってきている。かおりさんは関西から東京に遊びにきてくれていて、久しぶりに会えるのがうれしかった。

TOKOさんがカリフォルニアとメキシコで撮影してきたという素敵な写真を見てから、うっしーさんかおりさんとごはんを食べに表参道駅近のバルに向かった。夜の南青山と表参道を歩くのはいつぶりだろう。23、4歳くらいのとき、ファッションの友達も多かったし、よくあのへんで遊んでたけど、ずいぶん都会な場所だったんだなあと思った。すんごいクリーンで、歩いている人もみんなお金持ちそうで、街全体がなんだかキラキラ輝いていた……。

バルでは軽く1杯とつまんだだけで、渋谷のセンター街(!)に火鍋を食べに行くことにした。夜の渋谷も超久しぶりである。渋谷こそ、私の20代前半すべてが詰まってるというか(大げさ)、ほぼ渋谷にいた。渋谷で起きて渋谷で寝てた。むしろ渋谷で何してたんだろう。そんなに遊ぶところあったのかなあといま思うと不思議であるが、当時の私にとって渋谷は大変楽しい街であった。そんな渋谷。ちなみに私がよく遊んでいた渋谷は、百軒店か道玄坂というところ。あのへんをふらふらさまよっていた気がする(文字通り、お酒で記憶がないままさまよったりしていた)。久しぶりのセンター街は、結構ごみごみしていて、酔っ払って道で寝ている人とか、騒いでいる若者たちもいて、少しは人が戻ってきたのかなあと思った。うれしい限りである。

そしていつの間にか渋谷を卒業した私は、井の頭線に乗っておうちへと帰る。かおりさんが泊まってくれるというので、夜話し相手がいて楽しかった。まだお姉ちゃんたちと寝てたころは、電気を消して真っ暗な中、どちらかが眠くなるまで話した。かおりさんと暗闇で話しながらそんなことを思いだした。

そしてかおりさんからは、変なことをいっぱい教えてもらった。ホラー漫画と、南米の新興宗教、ナチュラルな儀式、日本の変な神様、映画と音楽、たぬきの魅力などなど。朝起きてからコーヒーを飲みながらそんな話をたくさん聞いて(ちなみに真面目に話している)、すごくおもしろかった(笑)。私は実家へ帰るので一緒に新宿に向かい、そこでバイバイした。いま、バスの中でこれを書いてる。

 

タイではたくさん友達ができた。日本人の友達も、タイ人の友達も、それ以外の国の友達も。日本人の友達は、タイに残っている人もいるし、日本に帰ってきた人もいる。出会ってから何年か経つけれど、ゆるやかに繋がっていて、タイミングを見て会えることがうれしい。

私は友達をつくることがそんなに上手じゃない(と思っている)けれど、なんでかタイでは自然とみんなと友達になれたし、全然無理せずに一緒にいられた。自分が一番まともな感じで、みんなのほうが少し狂っているというのが(失礼)居心地が良かったのかもしれない(笑)。相変わらずみんな少し変でおもしろかった。