フリー編集者の人生を見つめる日誌

〜生きることってどんなこと〜

たいちょうがわるい

ここのところ、本当に体調が悪くて辛かった。めまいはしょっちゅうだし、仕事終わりには、自分が自分じゃないような浮遊感があって、私というものと外の世界とが切り離されて、外にいる人たちは今私からはひとつも声が届かないんじゃないかという、いきなりの疎外感というか、ガラスが一枚あるような感じ。そんなわけだから、ものすごい漠然とした不安が襲ってくる。自分が自分である意識から外れ、コントロールがきかなくなるという恐れ、そしてそのコントロールが効かない自分を、誰も助けることができないという恐怖。会社から駅まで行く間には、もう手にじっとり汗をかいて、硬直してしまっていた。その理由のわからない大きな大きな不安という魔物は、思っていたよりもものすごく大きなものだった。悲しい、落ち込む、傷付いた、そういうのをいままで経験してきて、不安がこんなにも恐ろしいものだとは知りもしなかった。

ああ、めちゃくちゃ自律神経が乱れてるんだな。それはわかる。でも自律神経はそもそも自分の意思ではコントロールできない。だいたい自律神経が乱れているせいで、いつまでたっても過敏性腸症候群だしアトピーだ。でもこれも生まれつき弱いという人がいるのだから、うまく付き合ってくしかない。わかるーわかるんだけど、本当に今回ばかりはまいった。けれど、このことをFBとIGに書いたら、たくさんの人からのメッセージやコメント電話をもらった。私は本当に生かされているのだなと思った。私は完全にひとりで生きているわけではなく、それがSNSやインターネットを通じたものだとしても、私は人に生かされているんだと思えた。そこで、たくさんの人が私みたいなことを経験しているのだと知る。全くもって、私だけではなく、みんなそれぞれが対策を練り、試行錯誤の上、今の生活を築いているのだと思うと、本当に見習わなければいけないことがたくさんある。

そしてやっぱりこういうときに励みになるのは、「大丈夫だよ、これって治る病気だよ。普通の生活送れるよ」という言葉でした。そんなの悩むのに値しない、気が弱ってる、とかそういうのじゃなくてですね、そんな人はいないけれど、あっけらかんと治るよって言われたときのほっとする感じ。このパワーというものはすごいのです。だから私も、悩んでいたり辛い人がいたら、そういう風に背中を押してあげたいと思う。だいじょうぶだよって。